初任者研修(介護職員初任者研修)は、介護の現場で働くための基本的な知識と技術を学ぶ講座です。
この研修の受講資格はありません。
年齢や学歴に受講資格制限はなく、未経験者でも誰でも受講可能な点が大きな魅力です。
介護の仕事に興味がある方や将来的に介護福祉士などの上位資格を目指す方にとって、第一歩となる研修といえるでしょう。
ただし受講にあたっていくつかの注意点があります。
まず、研修は130時間のカリキュラムで構成されており、すべての講義や実技、修了評価に出席し合格することが修了条件です。
したがってスケジュールの調整が必要です。
また、通信制と通学制を組み合わせた講座もありますが、実技や演習は必ず対面で行われるため、会場まで通えるかを事前に確認しておくことが大切です。
さらに講座の費用はスクールによって異なり、3万円〜15万円程度と幅があります。
補助金制度が利用できる場合もあるため、事前に各自治体や職業訓練制度の情報を調べておくと良いでしょう。
初任者研修は、介護業界への入口として多くの人が選んでおり、しっかりと準備をして受講することがスムーズなキャリアスタートにつながります。