全身性障害者ガイドヘルパーの資格を取得するには障害者の移動支援に関する基本的な知識と、安全なサポートを行うための技術をしっかりと習得する必要があります。
この資格は主に手足の自由が効かない、または意思疎通に困難を抱える方の外出を支援するための専門的な役割を担うもので介助者にとっては高い責任が求められます。
全身性障害者ガイドヘルパーで認定されるためにはまず指定の養成研修を受講することが必須であり、講義と実習の両方が含まれています。
講義では障害の種類や特性を理解するための基礎知識権利擁護やプライバシーの尊重に関する倫理的観点、そして実際の支援において想定されるリスクやトラブルへの対応策などが取り上げられます。
加えて移動支援の具体的な方法や公共交通機関を利用する際の留意点、福祉機器の使用方法など現場に直結する内容もカリキュラムに含まれています。
一方実習では車椅子利用者の誘導方法や階段・段差の乗り越え方、屋外での移動補助の技術などを繰り返し体験することで実践的なスキルを身につけることができます。