介護の仕事を始める際に多くの人が受講する「介護職員初任者研修」は基礎的な介護技術と知識を体系的に学ぶことができる重要な研修ですが、その受講には一定の費用がかかるため事前に確認しておくことが大切です。
介護職員初任者研修の費用は実施する教育機関や地域によって異なりますが、おおよそ6万円から15万円程度が相場とされています。
講義内容の充実度や実習施設の環境講師陣の質に料金に幅があるため、費用だけでなく研修内容の質を比較して選ぶことが求められます。
テキスト代やユニフォーム代が別途必要になることもあるため、総額を確認してから申し込むことが望ましいです。
とはいえ介護職員初任者研修の費用は自己負担だけではなく、さまざまな助成制度や支援策を利用することで負担を軽減することができます。
たとえばハローワークでは再就職支援の一環で「教育訓練給付制度」が設けられており、一定の条件を満たせば受講費用の最大20%(上限10万円)が支給されます。
自治体によっては独自に研修費の一部または全額を助成する制度を設けているところもあり、住民であれば誰でも申請可能な場合もあります。